事業領域
産業分野
Industrie4.0の潮流の中、全世界で工場のIT化が進展しており、さまざまな産業デバイスのキーデバイスにも高機能化・高信頼性化が求められています。
ネットワーク化された産業機械の多軸同期かつ高速・高精度な動作の実現を追及するには、ハードウェアとソフトウェアの両方の資源を最適かつ最大限に使い、最高の性能を引き出すことが不可欠です。
非汎用、専用制御システムの究極が求められている中、当社はこれまでに培ってきた多分野にわたる技術を駆使して工場のIT化に貢献しています。
産業分野の取り組み紹介
ロボットや工作機械、コンベヤなどに組み込まれている各種モータと、それを制御するアンプやコントローラーの制御ソフトウェアを開発しています。
複数のモータを一糸乱れず同時に制御する多軸制御、それを実現するための高速ネットワーク技術がキー技術となります。
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- ネットワーク技術
- ネットワーク化された産業機器が多軸同期で動作するには、高度なリアルタイム性を実現するための高速ネットワークが重要になります。当社が誇る組み込み向けネットワーク技術をベースに、業界標準となる産業ネットワークへの対応を実現するのはもちろん、パナソニック独自の産業向け先進ネットワークプロトコルの実現に向けた開発を行っております。
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- リアルタイム制御技術
- サーボには高度なリアルタイム性と同時に、高速で高精度な動作が求められます。限られたコスト制約の下でこれらを実現するためには、ハードウェアとソフトウェアの性能を最大限に引き出しながら、システムとして最適な形で動作させることがポイントとなり、様々なノウハウを駆使しながら設計に織り込んでいく必要があります。当社では、これまで車載ECUの開発で培ってきたリアルタイム制御技術をベースに、計算機資源を最大限に使いこなすためソフトウェア/ハードウェアのアーキテクチャを再構築(ソフトウェア及びアンプFPGA、エンコーダASIC)することで、サーボアンプの商品競争力強化に貢献しています。
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- 機能安全
- 人と機器が連携・共働する工場では、機器の動作そのもの、あるいは機器の故障により人の安全が脅かされるリスクが存在します。当社では、これらの危険を予測・分析し、発生リスクを低下させるようシステムへの要求を策定。システムへの要求は、実際のハードウェアやソフトウェアの設計に織り込まれ、その設計を自ら担当し開発することで、安全なシステムの実現に貢献しています。