機能安全
当社は業界に先駆けて機能安全対応力に関する認証を取得。
多様な産業分野においてコンサルティングから機能安全対応の設計・開発、認証取得支援に至るまでトータルソリューションをご提案しています。
安全をIT技術としてだけではなく、科学、哲学、経済学の原理として理解している当社だからこそ、自動車だけではなくロボット、産業機器、デバイス等、さまざまな事業領域における機能安全対応システムをスクラッチから確立することが可能です。
強みとする技術
- ISO26262
機能安全プロセス認証取得 -
パナソニックとして最高レベルASIL Dまで対応可能なISO26262プロセス認証取得(2012/2:日本初)の主要メンバとして参画。
弊社単独でも認証取得(2012/8)いたしました。- ISO26262
- ISO26262は、自動車の電気電子システムに関する機能安全についての国際規格。自動車における電気電子システムに故障が発生した場合に、フェールセーフなどの安全機能を設けることにより、ドライバーや同乗者、通行人等への危害を及ぼす危険を許容可能なレベルに低減すること目的としています。
- 実開発を含めた
ソリューションを提供 - 機能安全開発で難しいのは、規格に記載されている抽象的な表現の要求事項をどのように実現するか、どこまで実施すれば安全と言えるかはもちろんのこと、安全であることを説明する証拠(セーフティケース)も揃える必要があるところ。
製品として十分な品質と安全性を満たしつつコストや期間も抑えたい、それらを実現するのが機能安全開発のノウハウで、規格の理解はもちろん、開発手法やプロセス、対象の製品についての知識など幅広い知識と経験が必要とされます。
当社は、機能安全規格に対応した開発(安全分析、設計、検証)はもちろん、プロセスの構築や認証取得支援まで、「まるごと支援」が可能です。
- 多くの機能安全規格に
対応可能 - 機能安全規格は製品分野ごとに異なる規格が存在します。また、近年では人命に関わる製品分野だけでなく人と関わる製品分野の多くに機能安全の適用が始まっています。
このような機能安全の適用事例の少ない個別機能安全規格未整備の事業分野においても、グループ安全規格や基本安全規格を参照、これまでの豊富な経験に基づいた論証により最適な解をご提供いたします。
事例紹介
2011年以降、自動車、産業分野、民生用ロボット、医療、建設機械などさまざまな事業分野で32品種160製品(2023年3月現在)を担当。
機能安全コンサルティング・量産開発において多数の実績があります。
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- 自動車分野
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要求された安全機能の設計/実装/検証を行うとともに、ハードウェア部品の故障やソフトウェアの意図しない挙動によって不安全になるケースを安全分析によって導出し、それらを検出し安全状態に移行させる安全機構を設計・実装する必要があります。
安全性を実現するのはもちろんのこと、安全であることを証明する証拠を揃えることも重要なポイントです。
安全機構が正しく実装されていることにはじまり、不具合が混入しにくい設計や網羅的なテストなど、設計方法やテスト方法、安全分析手法まで多岐にわたります。一方で、コストや納期が強く求められる事業分野でもあります。
当社には このようなポイントを満たしつつ、さまざまな製品領域で機能安全対応の実績があります。製品領域:ADAS、パワートレイン、車体、エネルギー
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- 機械分野
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近年、機械分野においても安全規格準拠が必要なケースが多くなってきています。当社はIEC61508, ISO13849を中心に、さまざまな製品分野毎への規格対応実績があります。業務用途で使われることから、信頼性向上への関心は高く、冗長化して信頼性を向上するなど、事業特性に合わせた安全設計を行っています。
製品領域:ロボット、デバイス、作業機器、建設土木
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- その他分野
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医療分野でなどでは法律で機能安全対応が求められます。製品を販売する国によって異なる法律や機能安全対応への対応、販売時に必要となる製品の認証規まで、幅広い対応を専門機関などと連携しながら進めてきました。
製品領域:医療機器、鉄道関連