お知らせ
⼤成建設株式会社様が開発した協調運転制御システム「T-iCraft®」に当社の独自技術であるロボット自律制御および協調タスクプランニング技術が搭載されました
2021/2/9
図1:T-iCraft概念図
パナソニックアドバンストテクノロジー(株)では、2011年に発行された自動車機能安全規格ISO26262において、2012年にASIL D(Automotive Safety Integrity Level:自動車安全水準の最高ランクD)を認定取得して以来、さまざまな車載ECUのシステム開発の経験を積んでまいりました。近年、社会課題としてのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進等、技術と産業の関係は大きな転換期を迎えており、弊社ではそのような社会環境の変化を捉え、保有技術を活用できるターゲット産業を拡大してまいりました。
一方で、生産労働人口の減少とともに、生産性向上や人手不足の解消はさまざまな業界で課題となっております。当社が、車載システム開発で培った、高度な自律運転技術・機能安全システム構築技術を、建設機械に適用し、これらの課題を解決してまいります。
これまで、さまざまな建設機械の自律制御を安全性と作業効率の両立を図りつつ実現してまいりました。
今回、複数機種の建設機械の協調制御実現に向けて協調タスクプランニング技術を適用することで、「掘削・積込」、「運搬」、「敷均し」、「転圧」の施工を制御し、一連の土木作業の協調運転を業界に先駆けて検証することに貢献致しました。大成建設株式会社様プレスリリース
図2:T-iCraft実証実験状況
今後、実現場において本技術の検証を継続し、さらなる自動化技術の確立を目指してまいります。