社員座談会
キャリア、若手、中堅など、さまざまな年次や役職の先輩社員4名が集まり座談会を開催。
パナソニック アドバンストテクノロジー(以下 PAD)に入社した決め手や仕事のやりがい、
働く環境、今後チャレンジしてみたいことなど、幅広いテーマで語ってもらいました。
- 家平和輝KAZUKI IEHIRA
- 情報科学部
情報工学科卒 - 2018年新卒入社
- 清水隆匡TAKAMASA SHIMIZU
- 理工学部
情報学科卒 - 2017年キャリア入社
- 池田有希YUKI IKEDA
- 情報科学部
医用情報科学科卒 - 2016年新卒入社
- 黒瀬竜一RYOICHI KUROSE
- 電気通信学研究科
情報通信工学専攻修了 - 2008年新卒入社
入社を決めた理由
学生の頃から、将来は自動運転を普及させるために自分の力を役立てたいと考えていました。その思いを軸に就職活動を進めて出会った企業がPADです。私はセキュリティの分野が得意なので、自動運転の安心・安全に関わる開発を通じて、自動運転の普及に貢献できると思ったんです。
自動運転に関する安心・安全は、どちらかというとセキュリティよりもセーフティの比重が大きいように思います。実際に入社して開発に携わってみて、ギャップはなかったですか?
確かにセキュリティとセーフティは微妙に異なる部分が多いんですが、それ以上に共通点も多くて。日々の開発を通じてその両方をしっかり習得していくことが「自動運転を普及させるために自分の力を役立てたい」という思いを叶えることにつながるのだと思っています。
黒瀬さんはこの中で一番社歴が長いですが、PADに入社を決めた要因は何でしたか?
最初は、大手金融機関や交通インフラ系の企業のシステム開発部門などを志望していました。ですが仕事内容を調べるにつれて開発以外のことに時間を取られがちだと知り「どうも合いそうにないな」と感じて。改めて自分が働く上で軸にしたいことは何なのかを考えてみて「将来にわたって現場でモノづくりがしたい」と気付いたんです。 PADは開発に特化している会社なので、年次や役職が上がっても現場の第一線でモノづくりを続けられます。それが入社を決めた最大の要因でした。
私も黒瀬さんと同じで、開発にしっかりと携われるところに特に惹かれました。いろんな分野で技術が身に付けられそうなところも魅力的に映りましたね。あと、きっとみなさんも実感があると思いますが「人」の部分です。
わかる気がします。人事の方の対応ひとつ取っても非常に親身だった記憶があります。
そうなんですよ。些細なことでも真摯に相談に乗ってくださったのがとても印象に残っています。説明会などを通じて出会った先輩社員の方もすごく気さくで。ソフトウェア会社で働く技術者の方って、黙々とした人が多いのかなと思っていたんですけど、良い意味で裏切られました。
私は皆さんと違ってキャリア入社なのですが、前職は大手メーカーで家電製品の組み込みソフトウェアの開発をしていました。
そうなんですね。PADに転職しようと思われたのはどうしてですか?
理由はいくつかありますが、一番はソフトウェア開発の全工程を担当できる高い技術力を持っていたからです。システム設計から基本設計、プログラミング、テストに至るまでのすべてを手がけられる会社は本当に珍しいですからね。また、組み込みソフトウェアの分野で特に強みを発揮しているので、前職で培った知識や技術を役立てられそうだったことも入社を後押ししました。
仕事のやりがいや魅力
新規性の高い分野に積極的にチャレンジしていこうという雰囲気が会社全体にあるので、働いていて非常に楽しいです。私自身、現在3次元センシングに関する開発に携わっています。こういった先端分野について学ぶことは大変ですがそれだけにやりがいがあり、今の経験をスキルアップにつなげていければと考えています。
根本にモノづくりが好きという思いがあるので、プロジェクトの管理などでマネージャーの立場になっても開発に携われるのがいいですね。先ほど黒瀬さんがおっしゃった入社動機にも通じる部分だと思います。黒瀬さん自身、今まさにプロジェクトリーダーを任されていますが、どう思われますか?
清水さんと同じ思いです。PADには人を管理することに特化した役職はなく、リーダーやマネージャーを任されても、それはあくまで開発業務とセットです。モノづくりが好きな人にとって最高の環境だと思います。
私は3年目から、あるプロジェクトのサブリーダーを担当しています。開発をメインで手がけながら各種の調整を行っていますが、初めての経験で戸惑うことが多いです。
3年目でサブリーダーを任されるのはかなり早い方ですね。
実は「やりたいです」って手を上げたんです。大変なのは覚悟していましたが、早いうちにリーダーとしても経験を積みたかったので。若手のチャレンジを受け入れてくれる風土があるからこそ、希望が通ったのかなと思います。
確かに、そういう社風が根づいていますね。もちろん「やりたい」だけでは駄目で、家平さんのそれまでの仕事が評価されたからこそ受け入れられたのだと思います。
サブリーダーになって、いち技術者として仕事をしていたときと違ったおもしろさはありますか?
以前は「いかにして作るか」という点に注力していました。今だとそれプラス「お客様目線」を意識するようになりましたね。お客様はどんな要望を持ってPADに依頼したのか、その要望を叶えるにはどんな仕様や設計が必要か。そういうところにまで視野が広がったことで、仕事のおもしろさが増したように思います。
福利厚生やプライベートについて
私はキャリア入社なので特に実感するんですが、パナソニックグループということもあって福利厚生が非常に良いですね。 500人規模のソフトウェア会社としては破格だと思います。
私は将来、結婚や出産を経ても働き続けたいと思っているのですが、社内には結婚・出産後も働いている女性技術者の方がたくさんおられるので安心感があります。産休や育休といった制度面も充実していますし、男性の方の中にも育休を取られている方がいます。
私が尊敬している技術者の方が、女性でお子さんもおられるんですが、フレックスを活用して仕事と家庭を完璧に両立していて本当にすごいなと感じています。 PADのフレックスにはコアタイムがなく、その方は朝7時に出社して夕方4時にきっちり帰られるんですが、仕事でも物凄い成果を上げているんです。
休日も取りやすい環境で、半日年休みたいな取り方もできます。なので、午前中に病院に行ってから出社、子どもを保育園に預けてから出社、という形で融通が効かせやすいんです。有給を取ると言ったら渋い顔をされる、みたいなことも全然ないので安心してください(笑)。
普段の土日の前後に有給を組み合わせることで、まとまった休みを取ることもよくあります。そのため、ゴールデンウィークや夏季、年末年始以外でも長期休暇の機会があり、オンオフの切り替えがしやすいです。
今後の目標や
チャレンジしてみたいこと
まるで息を吸うかのようにごく当然に“正しい設計”ができるようになりたい、というのが一番です。やっぱり迷うんですよ、ソフトウェアの設計って。どれだけ経験を積んでも、頭の中で整理が追い付かないケースに必ず直面するんです。
シンプルなようでいて、ものすごく壮大な目標ですね。
迷ったりバグを出したりということから解放されたいんですよね。コンピューターが世に出てから 80年ほど経っていますが、未だにソフトウェア設計の正攻法は確立されていません。だからバグを出したり迷ったりするんですが、そうならなくて済む何かしらの解法を見出したいですね。
私は黒瀬さんのようなスケールの大きい目標はまだ持てないですが、PADに十分にノウハウが浸透していない新規性の高い分野の理解を深めていきたいです。その分野の第一人者になれるほどの知識と技術を付けて、いずれはお客様のニーズを最大限叶えられる技術者として成長していきたいと考えています。
私は20代のうちに自動運転の分野に、30代になったら街づくりの分野に貢献したいという目標を持っています。現状では PADに街づくりに関連する案件はありませんが、社内における各種の新規技術への取り組みを見ていると、今後、街づくり関連の開発案件の話が出てくる可能性は高いと考えています。そのときに備えて、大学の通信教育などで街づくりや建築に関する勉強を進めている最中です。
新しい技術分野に積極的にチャレンジするのがPADの特徴でもありますから、家平さんがおっしゃるような可能性は高いかもしれませんね。私自身も新しい分野に常にチャレンジし続けたいと思っているので、新規の技術分野に触れるチャンスが巡って来たときには、積極的にアクションを起こしていきたいですね。