当社では電動車椅子の事業を長らくやってきたのですが、このプラットフォームを さまざまな社会課題の解決に使うべく研究開発を進めています。
電動車椅子をベースとした電動台車を不整地で自律移動させるためのソリューションを探していたところ、展示会（iREX 国際ロボット展）で@mobiが林道を走破しているデモを見て、「これなら使えるのではないか！」と思ったのがきっかけでした。
GPSを使ったソリューションが多い中、空が見えない環境かつ、凹凸のある道路を走破しているところに可能性を感じました。

実際に使ってみて、やはり自律移動性能が高かったところはよかったと思います。特にフィールド実証として丹波篠山の林道（狭路）を走行できたのは良かったです。一瞬、崖の方に落ちかかりそうになったときはヒヤリとしましたが、無事走破できたのは素晴らしいと思います。
また、PoCの実現までスピーディに進めてもらえたところもよかったです。当社の電動台車は一般的な速度指令ではないのですが、特性を把握していただき、所望の性能を短期間で実現することができたことに感謝しています。

今後は複数台で様々な走行環境での実証を進めていく予定であり、自動運転機能として@mobiを活用していきたいので、一般ユーザに使っていただけるような分かり易いGUIを提供いただけることを期待しています。